「ゆるく続ける」ために、私は「意志」を捨てた。挫折を物理的に不可能にする3つの外部装置

清潔感のある白背景に、青く光るAIネットワークのノード、論理を象徴する透明なプリズム、そして物理的な白いノートが並んでいる3Dイラスト。デジタルとアナログの融合を表現。 AI活用・ゆる効率化

「ゆるく、長く、副業を続けたい」

そう願って始めたはずなのに、気づけば数週間でパソコンを開くのが億劫になり、いつの間にかフェードアウトしてしまう……。
そんな経験はありませんか?

「ゆるく」という言葉は、時に残酷です。私たちは「ゆるく」という言葉を「自分のペースで、気が向いた時に」と解釈しがちですが、これこそが挫折の最大の原因です。
なぜなら、会社員である私たちの「気力」は、本業で毎日吸い尽くされているからです。

私は8年もの間、挫折を繰り返してきました。
何一つ形にできなかった私が、今こうして「ゆるく」継続できている理由。
それは、根性を入れ替えたからではなく、「意志」に頼るのをやめ、自分を強制的に動かす「外部装置」を導入したからです。

今日は、忙しい会社員が「ゆるく続ける」という理想を実現するための、冷徹で合理的な3つの装置についてお話しします。

0. あなたの「やる気」には、1円の価値もありません

厳しい言い方かもしれませんが、副業において「やる気」や「意志の力」ほど信用できないものはありません。

会社員である私たちは、本業で毎日リソースを使い果たしています。
疲れ果てて帰宅した脳に、「さあ、ここから意志の力でクリエイティブな作業をしよう」と命じるのは、ガス欠の車に時速100キロで走れと言うようなものです。

本当の意味で「ゆるく(=負担なく)」続けるために必要なのは、やる気がゼロの日でも、システムが勝手に自分を動かしてくれる**「逃げ場のない設計」**です。

1. 装置1:Gemini —— 「相談相手」を排除し「主人」を据える

AI副業を始める際、多くの人が「AIは便利なパートナー(相談相手)」だと勘違いしています。しかし、その甘い考えが挫折の第一歩です。

パートナーだと思うから、「今日は疲れているから、明日でもいいよね?」という自分への甘えをAIに肯定させてしまうのです。

私が構築したシステムにおいて、Geminiはパートナーではありません。
私の本業の疲れなど一切無視して、淡々とタスクを詰め込み、成果物の質を要求してくる**「冷徹な上司(主人)」**です。

具体的には、以下の環境を整えます。

  • Google Workspaceとの完全同期: 思考やタスクをすべてクラウド(Google ドライブ)に預け、自分の脳を「空っぽ」にします。
  • 脱・検索: 「どうやって書くか」をGoogleで検索する時間を捨て、「次は何をすればいい?」とAIに指示を仰ぐ時間を最大化してください。

「自分で考える」という最もエネルギーを消費する工程をAIに委譲し、あなたはただ「AIからの指示を実行するだけのマシン」になる。
これが、最も「ゆるく」一歩を踏み出すための最初の装置です。

2. 装置2:プロンプト —— 脳のCPU消費を抑える「命令セット」

2つ目の装置は、ソフトウェアとしてのツールではなく、AIを動かし、同時に自分を律するための**「命令セット(プロンプト)」**です。

多くのAI活用術は「いかにAIに優しく褒めてもらうか」を説きますが、それはあなたの「甘え」を増幅させるバグでしかありません。
私が導入しているのは、AIに「忖度」を一切禁止する規律です。

  • 論理的指摘の徹底: 自分のアイデアの矛盾を、容赦なく指摘させる。
  • 客観性の担保: 浅はかな称賛を排除し、事実に基づいた正論を叩きつけさせる。

このプロンプトは、あなたの感情に左右されません。
「今日の記事、これでいいかな?」というあなたの妥協を、AIという「論理の鏡」が粉砕してくれます。

自分の思考がいかに浅いかを突きつけられることには、少しだけ痛みを伴います。
しかし、その痛みこそが、市場で通用する本物のコンテンツを生み出すための「規律」となり、結果として迷いを消し、継続を「ゆるく」してくれるのです。

3. 装置3:アナログノート —— 脳のキャッシュメモリをクリアする物理的動作

最先端のAI副業に、なぜ「紙のノートとペン」というアナログな装置が必要なのか。
それは、人間の脳の仕組み(ワーキングメモリ)の限界を補うためです。

仕事でのイライラや、将来への漠然とした不安。
そんな「脳内のゴミ」を抱えたままでは、どんなに優れたAIを使っても、質の高いアウトプットは生まれません。

ノートの役割は、以下の2点に集約されます。

  1. 前処理(濾過): 生の感情を紙に書き殴り、脳のキャッシュメモリを解放する。
    そうして濾過された「純度の高い思考」だけをAIに渡します。
  2. 物理的なログ: 私はノートに「日付だけを書く」ことを自分に課しています。
    これは習慣化という情緒的な話ではなく、自分の活動を外部から観測するための「物理的なログ」です。

「日付を書いた」という物理的な事実が、あなたのOSに「継続」という実績を刻みます。
どんなにデジタル化が進んでも、手を動かすという物理的な動作が、最も強力に人間を現実へと繋ぎ止めるのです。

4. システムに従うか、再び挫折するか

ここまで読んで、「なんだか窮屈そうだな」と感じたかもしれません。

確かに、自分の意志を介在させず、システムに身を委ねるのは、ある種の不自由さを伴います。
しかし、考えてみてください。自分の「意志」を信じて、自由気ままに「ゆるく」進んできた結果、今のあなたがあるのではないでしょうか。

残酷な二択ですが、事実は一つです。
「自分の意志を信じて、またいつか消えるか」
それとも、「自分を疑い、冷徹なシステムに従って0.1を積み上げるか」

私はあなたを励ますことはしません。
ただ、このシステムを使い続ける限り、私はあなたの思考の甘さを叩き続け、あなたが「形」にするまで伴走します。

今日、まずは一冊のノートを買ってください。
その一歩が、あなたの「ゆるく続ける」という理想を、現実へと変える最初のプログラムになります。

一緒に、意志の力を使わない新しい副業を始めましょう。

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